日頃は弊社販売の血圧計ならびに各管理ソフトをご利用頂きまして
誠にありがとうございます。
さて先日、オムロンヘルスケア社製業務用自動血圧計と弊社が販売しました
血圧測定値管理ソフト「SafetyPlusOne(セーフティプラスワン)」を
ご購入頂きましたお客様のところを訪問してまいりました。
こちらのお客様ですが、導入したきっかけはやはり健康起因事故を防止する
手立ての一つとして血圧計と管理ソフトをご導入頂きました。
11月末に導入頂きはや1ヵ月、1ヵ月計測後の感想を教えて頂きました。
血圧測定値がどうしても高くでちゃう!
これはこのお客様に限らず、どのお客様も言われることなのですが、
血圧は計測する環境によって大きく計測値が異なります。
食事の後や、運動の後はどうしても血圧が高くなる傾向があります。
このお客様も出発前点検をした後、点呼の後に計測されるため
健康診断のときの血圧測定値よりもどうしても高くなるようです。
そのため血圧測定前は深呼吸をしてリラックスをして測るように
お願いしました。
血圧測定値はどんなもの?
このお客様の各ドライバー様の血圧測定値を見させて頂くと
下記の傾向を発見しました。
①年齢が高いドライバー様の方が高血圧傾向。
これはドライバー職に限らず当てはまることですが、
この傾向はどうしても否めないと思います。
②血圧が一番高いのは月曜日。
測定値を比較してみると週の後半よりも週始めの月曜日の方が
高血圧の傾向がありました。
※このお客様は日曜日が一斉休業。
やはり週始めは緊張とするということでしょうか。
このあたりも何か対策ができるのも知れませんね。
③血圧に関して人は見た目ではない。
見た目的にBMI が高そうなドライバー様が高血圧の傾向がありそうかと思いますが、
見た目=高血圧は意外にも比例しませんでした。
④健康診断と出庫前の血圧測定値は違う
年に2回の健康診断の血圧測定値だけで大丈夫と思い込むのもどうかと思いました。
血圧測定を行ってから一番変わったこと。
このお客様曰く一番変化があったのはドライバー様自身の健康に対する意識が
変わったとのこと。
ドライバー様どおしで血圧の話になり、どうしたら血圧数値が下がるのかと
議論していたとのこと。
この議論を見た時、運行管理者もドライバー様の意識が変わってきたと
実感されたとのことでした。
ドライバーの血圧測定や健康管理の今後について
このお客様より今後はどうしたら良いと思いますか?とご質問を頂きました。
血圧の計測と考察を継続すること、高血圧傾向のドライバー様には
通院させることをまずはお願いしました。
それとは別で下記のようなサービスをご紹介させて頂きました。
運輸ヘルスケアナビシステム
http://www.jta.or.jp/rodotaisaku/kenko_kanri/hcns_annai.html
全ト協のホームページで紹介されているこのシステムですが、
ドライバー様の健康診断の結果報告から
ハイリスク者から可視化するシステムです。
その他にも産業保健総合支援センターの活用もご紹介しました。
予防という観点では、やはり普段の食生活や生活習慣が重要なことは
言うまでもありません。
そのことを社長様にご説明すると、
では食生活も報告させようかと。と笑いながら仰っていました。
しかしそこまで会社が管理するのは難しいと思いますので
健康な食生活をしていたらポイント加算→最終的に賞与などの
加点要素とするもありなのかなと個人的には思いました。
運輸・運送事業者様の安全、健康管理には終わりはありませんが
是非システムという点でお手伝いができればと考えております。